食べることと飲み込むこと

食事=飲み込む力

こんにちは。
一般社団法人嚥下トレーニング協会
嚥下トレーニング講師
辰巳早織です。

日本人平均寿命、今がMAX

日本人の平均寿命 
2023年
男性81.05才 
女性87.09才

世界の中でもトップクラス

しかし、今、少しずつではありますが
日本人の
平均寿命は下がってきています。


ある文献によると
日本人の平均寿命は今がMAX
これからは少しずつ下がってくるそう。

のばすべきものは健康寿命!!

今、日本人の平均寿命は少しずつ
下がりつつあります。


でも、
これから未来に向かって
平均寿命よりも
健康寿命を延ばして、

元気に
過ごしていきたいですよね。

でも、
なぜ今、
日本人の平均寿命が
下がってきているのでしょうか?

それは私たちの日々の
食事に関係していることが
分かります。

70.80代の方々の
幼少期の食事を拝見していると
現代の食事内容とは
全く違うことが分かります。

噛む食事内容の多いこと。

つまり、
現代の食事は
世間でもよく耳にする
噛むことの少ない食事
・噛むことが少ない=咀嚼力(モグモグ)の低下
・舌触りのいい食事=嚥下力(ゴックン)の低下
に関係してきます。


食事
・咀嚼力(モグモグ)
・嚥下力(ゴックン)



・咀嚼(モグモグ)
・嚥下(ゴックン)
の機能を果たしている


「のど」


この、
のどの機能低下が


「健康寿命を阻む最後の壁になる」

とある著書の中には書いてありました。

医療の現場で感じていたこと

私が医療の現場で
感じていたこと。


「食べることは生きること」


という言葉があります。 


誤嚥性肺炎の患者さん、
食事の時間を持っておられる方もいます。


でも、
口の中に食物を入れることまではできても
最後の
飲み込むことができない

飲み込むことができ、
時間をかけながら
食事ができたとしても
2.3日から10日後、
・発熱
・酸素飽和度の低下など
胸部レントゲン、採血を行うと
誤嚥性肺炎の悪化なんてことも珍しいことではありません。


食べたいけれど、
飲み込めない患者さんを
目の前にしていると
やはり
のどの機能の大切さ、
飲み込む機能の大切さ

を痛感してしまいます。

元気な食事と生活

今、書店へ行くと
暮らしや健康を大切にされている
長寿の方々の著書が
たくさん並んでいます。


その方たちの著書を拝読させて頂いていると
ある共通点を発見しました。

その食事内容です。


「切り干し大根」「じゃこ天」「ひじき」「ヨーグルト」「大豆煮」・・・
そして、たっぷりの白飯。

お食事が
しっかりとされていて、
健康的。

年齢を考慮すると
噛む内容が多い食事
であることに気が付きます。


そして、もう1つ気が付いたこと、
それは
・食事をゆっくりと時間をかけて召し上がっている
・生きるということをとても楽しんでいらっしゃる

きっと、
「食べる」
「飲み込む」

ということがこの方々の
「生きる」
を楽しむ源になっているのではないかと思います。

まさに「食べることは生きること」

そして、食べるためには
のどのトレーニングを行い
「飲み込む」力を鍛えましょう

このように食事を
噛む力、
飲み込む力

には
「のど」
密接な関りがあるんです。


今日できることを少しずつ


まずはゆっくりと噛むことから始めましょう。







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