とろみのついた食材にはご用心

のどの筋力低下の前触れ

こんにちは。

嚥下トレーニング講師 
辰巳 早織です。

今、世の中には
たっくさんの
とろみのついた食材や
ノドに優しい食材が
でまわっています。

一見ノドには優しい風に見えますが
実は
これらの食材は
飲み込める人にとっては
自ら
ノドの筋力を低下させている事と
同じ。

一度、
自分の周りを
見渡してみてください。

飲み込む力を衰えさせる時短食

スーパーに入ると、
プリン
ゼリー
スムージー
ムース。。。

上げるときりがないくらいに
たくさんのノドに優しい、
いわゆる
噛まない食事が
所狭しと並んでいます。

つい先日には
某メーカーより
〇〇コーヒーなんてものも発売され、
新聞に出ていましたね。

これから
日本はどんどん
長寿社会と
なっていきます。

そうなると
飲み込み力が低下し、
むせて苦しむ人や
誤嚥性肺炎も
急増してくることでしょう。

一見、
これらの食事は
時短で食事は済ませることができるし、
お手軽だし、
1日の栄養価は
満たしてくれているし
いいように感じます。

ノドにも
つるんと入って行きますし、
噛まなくてもいいので
体は楽でしょう。

でも、
よく考えてみて下さいね。

噛まなくてもいい食事。。。

つまり、
ノドの筋肉を
使わなくてもいい食事。

ノドの筋肉を
使わないという事は
自ら、
飲み込む力を
低下させているという事です。

これに早く気づいて!

とろみ食は飲み込む力が落ちてしまった人だけ。

医療の現場で
用いられている
トロミ粉。

これは
飲み込む機能が落ち、
自分では飲み込めない、
むせてしまうために
食べることができない、
病状が
悪化してしまう方向けに
提供されているものです。

健康に、
自分で食事を食べ、
飲み込むが
できるなら
噛まない食事、
時短食で
流し込んで
食事を終えるという事は
自ら
ノドの筋力を
落としていることに
繋がります。

ノドの筋力を
落とすという事は
ノドの筋力低下で
引き起こされる
誤嚥性肺炎のリスクを
背負い込むという事です。

今することは1つ!飲み込む力をつける事。

人生100年時代に突入。
これから将来に渡って、
何が
食べたいですか?

自分の口から
自分の好きなものを
食べたいって
思いませんか??

ノドの筋力が落ち、
飲み込むことが
できなくなると
食事ができなくなります。

食事ができないので
体力が
低下していきます。

体力が低下していくので
免疫力も落ち、
病気しやすくなります。

そうではなくて今、
早い時期から
自分のノド、
飲み込む力を大切にして
今できる事をしていきましょう。

今すべきは
時短食を
食べていることではありません。

今すべきは
飲み込む力をつけて、
これからの長い将来に渡って
ノドの筋力をつける事です。

最期まで自分の口で食べる、
飲み込むを
目指していきましょうね。

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