こんにちは。
一般社団法人嚥下トレーニング協会
嚥下トレーニング講師
辰巳 早織です。
飲み込み力とも関係の深い
唾液の役割
知っていますか？
この唾液、
実は
「飲み込む力」を保つ
ために
大切な役割を果たしているのです。
唾液の本当の役割
唾液は
・口の中を潤す
・飲み込み力を保つ
以外にも
大切な役割を
果たしています。
主な役割は
・口の中を清潔に保つ
・味覚を高める
・口の中の粘膜を保護する
これは皆さんも病気になられたり、
体調が悪い時など
経験されている方も多いはず。
口の中がパサパサ、カラカラ
口の中が乾燥して味覚を感じにくい、
味がしない、
水を飲んでも口の中が潤わない
などという経験です。
そして、
飲み込み力に深く関係のある唾液
５０代以降
年齢とともに
唾液量低下していきます
唾液力低下には唾液腺のマッサージ
唾液は健康のバロメーター
唾液の量が少ないと飲み込み力にも影響してきます。
その他にも
・話しにくい
・食べにくい
・口臭が強くなる
など日常生活にも影響してきます。
そうならないためにも
水分をしっかり取って、
・唾液腺をしっかりマッサージする
・舌を清潔に保つ
ことをお勧めします。
誤嚥性肺炎の患者さんの口の中
看護師として働いていると
私たちが食後歯磨きをするように
寝たきりの患者さんへの
口腔ケア
というものがあります。
歯磨きを使ったり、
特殊なスポンジを使ったりしながら
患者さんの口の中を清潔に保つ看護援助の一つです。
やはり誤嚥性肺炎にかかわらず
寝たきりの患者さんの口の中というのは
ケアを行ってもやはり限界があります。
・口臭が強い
・乾燥している。
・ひどい人となると舌の上で
唾液や痰が乾燥によって固まっていたり
口の中の乾燥、唾液量の低下によって
口の中の汚染度は著明です。
本来の舌の色は赤
でも、この患者さんたちの舌の色は
・乾燥していて赤黒い～黒
・乾燥はしていないけれども白い苔のような舌
舌のケアも行うのですがやはり、
自分の体から作られる唾液に勝るものはありません。
健康な今だからこそできることが
あります。
まずはお口の中を綺麗に整え、
唾液力
上げていきましょう。
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