むせないは老けない!!

のどの筋力低下の前触れ

こんにちは。

嚥下トレーニング講師 
辰巳 早織です。

ノドの老化によって
引きおこされる
「むせ」

「むせる」がノドの老化なんて。。。
驚かれる人も多いのですが、
ノドも年齢と共に
筋力が低下していっています。

「むせる」
「ノドの違和感」
「ノドが詰まった感じ」
がある方は
自分で飲み込むことができる今が
ノドのトレーニングのチャンス

ノドのトレーニングは
むせるがひどくなり、
飲み込めなくなってからでは
手遅れです!!

未来へ自分への自己投資

誤嚥性肺炎で亡くなられる方、
病院から施設へ転院されていく方、
自宅で家族の介護を受けながら
生活されている方、
たくさんの方を
看護してきました。

誤嚥性肺炎といっても
様々な生活場所で
様々な療養生活をされています。


しかし、
共通していることは
自分の好きなものを
食べることが
できないという事です。

誤嚥性肺炎に
なってしまうと
健康な時の食事に戻るということは
ありません。


内容は同じでも形態が変わります。
きざみ食?
ドロッドロのペースト食?
それとも、
食事をすることによって
症状が悪化してしまう場合は
胃ろう、
鼻からの栄養チューブ(経鼻栄養)

聞いているだけでも
誤嚥性肺炎の患者さんの
食事というものの
意義が変わってきますよね。

本来、
食事というものは
人が生命を維持するために
必要不可欠なもの。

しかし、
それ以上に食事は
生きがいであったり、
喜びであったり、
生きるための活力であったり、
精神的な原動力とも
なります。

ノドの筋力が低下し、
飲み込むことができなくなると
これらが全てが
奪われてしまいます。


健康な時からの
飲み込む意識、

自分の健康に
目を向ける意識、
目先の事だけでなく、
未来の自分への
自己投資。

健康な時にはなかなか
目がいかない部分では
ありますが
一度立ち止まって考えてみましょう。

むせるは老ける

毎日の生活の中で
むせていませんか?

むせるようになると
人と食事したり、
お茶したり、
お喋りしたりが
イヤになります。

そうなると必然的に
人と会う回数が減ります、
お喋りする回数も減ります。

そうこうしていると
人と会う事が
面倒くさくなっていきます。

身なりを
あまり気にしなくなります。

私の母がそうでした。
むせるから人と
会いたくない、

電車に乗りたくない、
服買ってもきていくところがない。。。
むせるの
負のスパイラルに
突入していました。

母を見ていて思いました。
「むせる」がこんなに
自己肯定感を下げるんだと。。。

自己肯定感を下げてしまうと
気持ちが後ろ向きなので
老けてくることも感じました。

まさしく
「むせるは老ける」です。

むせるは老けるを卒業!!

そんな母でしたが、
ノドのトレーニングを
毎日行う事により
少しずつ自信をとりもどし 、
今では
食べることが
とても楽しく、
元の生活に戻りました。

母自身も話しています。
「むせる事がなくなっただけで
  気持ちがすごく前向きになった。」って!

年齢と共に落ちてくる
ノドの筋力

健康な時からの自分の意識で
年齢なんて
気にしない生活を
送っていきましょうね。

むせない生活を手に入れ、
平均寿命を延ばすのではなく
健康寿命を延ばしながら
楽しく過ごしましょう!

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