のどの不快感の正体は? 

のどの筋力低下の前触れ

こんにちは。
一般社団法人嚥下トレーニング協会
嚥下トレーニング講師
辰巳 早織です。

「むせる」
「のどに何か詰まっているような感じ」
「のどの壁に何か張り付いているような感じ」


のどの筋力の低下された方々が
受診に来られた際に必ず訴えられる言葉。

そもそも、
どうして同じような訴えが聞かれるようになるのか
について
触れてみたいと思います。

「ごっくん」しきれない気道の分泌物の行方

・のどに何か詰まっているような不快感
・のどの壁に何か張り付いているような不快感
・むせる
 
のどの不快な症状は人によって様々です。

一体何が詰まっているような感じがするのか、
何が張り付いたような感じがするのか
その正体について
お話していきたいと思います。

その正体はずばり、
医療用語でいう気道分泌物
つまり、
「タン」

の事です。


健康な時ではこの気道分泌物(タン)は
無意識的にゴックン(嚥下)されるために
特に気にはなりません。
しかし、気道分泌物が増えることによって
それが「タン」となって
外に出されるのです。
では、
この無意識的にゴックン(嚥下)している
「タン」や「唾液」が
自分の力でゴックン(嚥下)
できない、
自力で外にも出すことも
できなくなるとどうなるでしょう。


「ごっくん」できない
気道分泌物や
唾液を放置しておくとそれは
窒息
という結果を招いてしまいます。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

「ごっくん」できない恐怖

健康な時、
人は
当たり前が当たり前の生活に
気づかないで生活している人が多数です。

そして、
何かをきっかけに
当たり前が当たり前でない生活
に気が付くのです。

今ある、
健康もその一つ
当たり前に食べて、
飲み込むことは
けっして当たり前ではないのです。

想像してみて下さい。

・呼吸することができない
・飲み込むことができない
・のどの奥に唾液やいろんなものが溜まり
 窒息寸前、
 医療介入しないと窒息してしまう恐怖。


私は
医療現場で
このような患者さんをたくさん見てきました。
本当に
呼吸ができない苦しさというのは
想像を絶しています。

呼吸ができない恐怖=死の恐怖
です。


当たり前だけど当たり前でない
健康な生活




「のどの役割」
「のみこむ」

生きるということに
重要な役目を果たしている
ことが
お分かり頂けましたか。

健康な時からの心がけひとつで手に入れる未来

私たちの
「生きる」に直結している
「のど」


のどの筋トレを行うことによって
症状は変わってきます。

筋トレと聞くと
身体全体のトレーニングを
イメージされる方もおられるかもしれません。

「のどの筋トレ?」
「のどに筋肉なんてあるの?」

驚かれる人もいます。

40代から低下していく筋肉。
のどの筋肉も同じ。
健康な時から
「のどの筋トレ」
トライしてみませんか。

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