「飲み込む」「むせる」ってなあに??

のどの筋力低下の前触れ

こんにちは。

むせないノドを作る
嚥下トレーニング講師 
辰巳 早織です。

いきなり質問です。
「飲み込む」って
何ですか??

あまりにも無意識行動すぎて
なんて説明していいのか
分かりません。

私たちは
1日3回、
食事をしています。

そして、
食事だけでなく
甘いもの食べたり、
お水飲んだり、
ジュース飲んだり、
ビール飲んだり。。。

そのたびに
無意識的に
飲み込んでいるんです。


一体、
飲み込むって
どういう事なんでしょう。

飲み込むという事

「飲み込む」って
のど仏を上に挙げて、
舌を動かして、
食べ物や飲み物を
食道を通して
体の中へ
入れる事をいいます。

飲み込むができないと、
食事したものが
体の中に
入って行かないことが
分かりますね。

でも、
この「飲み込む」って
無意識的な
日常生活動作なので
これを
意識してといわれても
何をどうすればいいのか
分かりません。

そこで大切な事が
自分の身体に
意識を向ける、
特に
ノド、
飲み込むという行為に
意識を向けるという事が
大切に
なってきます。

むせるという事

日頃の生活の中で
「むせる」お悩み
ありませんか??

ヒトの身体って
40代から
筋力が
徐々に低下していきます。

「飲み込む」時に
使っている
ノドの筋肉も然りです。

なので「むせる」も
ノドの筋力低下によるものなので
老化現象であることには
間違いありません。

年齢を重ねることによって、
ノドの筋力と舌の機能が
低下するからです。

そして、
ノドの筋力低下と共に
「むせる」症状を
自覚するようになります。

そう!!
「むせる」はノドの
老化現象
なんです。

病院に行っても
お薬に飲んでも
よくならないのは
当たり前。

じゃあ、どうすればいいの??

ノドの筋力低下、
つまりは老化現象なんだぁ。。。
じゃあ仕方ないよね。
みんな、
最近むせるってよく言ってるし。。。

なんて
笑っている場合では
ありません。

ノドの筋力の低下は
毎日の生活の
積み重ねによって
良くも
悪くもなります。

自分のノドの筋力は
自分でコントロールできる

という事です。

今は
「むせる」
だけの症状ですが
日々の積み重ねによって
声がかすれたり、
お友達と長く話せない。
声が低くなったり。。

まだまだ先の話に
なるかもしれませんが
「飲み込む力」の低下が
将来の
「誤嚥」に
繋がっていく事になります。


そして、はたまた
誤嚥性肺炎に
繋がっていくかもしれません。

こうした、
「むせる」
しっかりとした改善を
目指すのであれば
ノドの筋肉を上げるトレーニング。

ノドのトレーニングも
やり方はいくつもあるのですが
取り急ぎの解消には
まず、
ノド仏を知る事です。

ノドを
2本の指で
下から上に優しく
触ってみて下さい。

首の上の方に
少し飛び出た部分が
あります。

ここを
指で触りながら
水を飲んでみる。

飲み込んだ時に
この部分が動けば
そこが
ノド仏です。

飲み込む時に
いつも、
このノド仏が
上に動くことを
確認しながら
飲んだり、
食べたりしてみてくださいね。

自分のノドを
コントロールするのも
自分。

自分の未来を
コントロールするのも
自分なのです。







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