ろうあ協会から講演オファーを受けました。

トレーニング講座模様

こんにちは。
一般社団法人嚥下トレーニング協会
嚥下トレーニング講師
辰巳 早織です。

つい先日、
ろうあ協会の方から
講演依頼を頂き、
「むせる」
「誤嚥性肺炎」についての
講義を行ってきました。

参加者は約30名
楽しい時間となりました。

幸せのどの作り方

私たち、
健常者にとって
「耳が聞こえる」
「話せる」というのは
当たり前。

でも、
失聴者の方にとっては違います。
「耳が聞こえる」
「話せる」は
当たり前ではありません。

そのために
「声を出す」という日常が
あまりないのが現状。

そして、
私たちが
普段当たり前に
触れている新しい情報なども
中々入ってこない。

声を出す機会も
ほとんどないので
「のど」を使う機会が少なく
「のどの鍛え方」
「むせる」
「誤嚥性肺炎」についてのお話

「幸せのど」の作り方を
お伝えしてきました。

幸せのどの仕組み

今日、
お伝えしようと私が決めていたことは

・「誤嚥性肺炎」の仕組みについて
・「飲み込むことは生きること」について

そして、
最も
伝えたかったことは
声を出さなくても
幸せのどは作れますってことを
お伝えしたかったんです。



看護師をしている頃、
失聴の患者さんに
教えて頂いたことがありました。

失聴しているから、
声を出すタイミングも分からない。


自分の声がどういったものか分からない。

分からないから声を出して
笑われるのが怖い。

声の大きさがどうなのかも全く分からない。


失聴者は「耳」だけでなく
「声」も失うという事を
筆談で会話してくれました。


その方も私の受け持ち患者さんで、
たくさんの当たり前が
当たり前でないことを
教えて下さいました。

だから、
今日は
「声」を出さなくても
幸せのどは作れるを中心に
お伝えしてきました。

みんなの笑顔が素敵すぎる!

講義も皆さん、
真剣な表情で聞いて下さり、
いつも以上に
講義後の質問がたくさんありました。

今日もたくさんのことを
教わった一日となりました。

そして、
最後までhappy&successful aging!

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