「のどトレ」何から始めたらいいか分からない人へ

のどの筋力低下の前触れ

こんにちは。
一般社団法人嚥下トレーニング協会
嚥下トレーニング講師
辰巳 早織です。


「のどトレ」のこと
お伝えしても
なんだかイメージが
湧かないですよね。

 
一体何するの?

「のどトレ」って何?
って方のために、
今回は
少し
紐解いてみたいと思います。

まずは自分の「のど」を知るところから

「のど」
意識して触ってみたこと
ありますか。

「のど」って
あまり
意識されない部分なのでは?
と感じています。

私も
看護師という仕事を
していなければ
きっと、
「のど」
「飲み込む」について
意識していなかったと思います。

「飲み込む」
ってこんなに
・生きる
・命
と連動しているなんて

考えてもみなかった。



普段の生活の中では

・呼吸する
・食べる
・飲み込む
・声を出す


全て無意識化において
行われています。


きっと、
これを意識してといわれても
何をどう意識するの?って
感じると
思うんです。

意識すると
逆にできないかも・・・

それくらいに
人の「のど」の役割って
当たり前すぎて
意識しない部分
ではあります。

では、
あえてここで意識してみましょう。

まずは
自分の「のど」を
優しく下から上に、
上から下に
指で触ってみて下さい。


なんだか少し
ゴツゴツしていますよね。

普段こんな風に
「のど」を
触るってことないでしょう。


まずは
「のど」を
優しく触ってみるところから
始めましょう。

次に「飲み込む」

その次に
「飲み込む」を
意識して下さい。



「のど」を触りながら
ごく少量の水を
口に含ませ、
少しだけ
首を上にして
飲み込んで下さい。

なんだか
首の付け根の方が
動きませんでしたか?


そう!
これが
「飲み込む」って
ことなんです。

そして
動いたのが
「のど仏」


のどのトレーニングは
「のど仏」を支えている
筋肉を動かす
トレーニング
なんです。

でも、
逆に
この筋肉は
年齢と共に筋力低下を
起こしていくので
それが
「むせる」に
繋がっていくんです。

私だから伝えられること

のどの動き
少し意識しながら
日常生活を送るだけでも
未来の「のど」は
変わってきます。


「むせる」が
変わってきます。

この「むせる」の
延長線上にあるのが
「誤嚥性肺炎」



私は
現場で数多くの
「誤嚥性肺炎」の患者さんや
ご家族の方の
苦しみをみてきました。

ご家族の方にとっては
健康な時を
共に過ごし、
つい最近まで
あんなに普通に
生活していたのに
“なぜ”って
現実が受け止めきれない人も
大勢います。

こんなはずで
はなかったのに。

これからもっと
旅行に行ったり、
おいしいもの食べたりしたかったのに。

患者さんご本人だってそう!
もっとやりたいこと、
食べたいもの、
元気な時に伝えておきたかったことが
あるはず。

病気は、
誤嚥性肺炎はそれらを
奪い取っていってしまいます。

「むせる」
そんなにたいした症状だと

思っている人は多くはありません。

でも、
この積み重ねが
「のど」の筋力を低下させ、
「誤嚥性肺炎」を
招いていきます。

そうならないためにも
ぜひ、
「のどトレ」に
一緒にやってみませんか。

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